自動車保険で必要なものは?イザという時「保険金が出ない!」とならないために
起こしたくない事故ですが、いざという時に自動車保険の保険金がでないというのは困りもの!本当に必要な時に
「え?これ保険使えないのか!」
とならないために、あなたの車の使用状況や環境を振り返ってみましょう。
自動車保険で必要な補償【よくある事例5つ】
目次
過失割合が、相手:こちら=100%:0% でも新車代金は補償されない?
信号機のある場所で、青で直進していた私は、赤信号を無視して右から直進してきた車と接触。過失割合では相手100%、こちら0%となり、対物で払ってもらうことになりました。私の車は200万円で買ったばっかりでしたが、ほぼ破損で全損となりました。相手保険会社からは、時価は既に落ちており160万円であると言われましたが、納得できません。
【保険のプロから】
事故が起こってからでは納得する解決方法を見つけるのは難しいですね。ただ新車を購入した時点で、自分の加入する保険につけておいたほうが良い特約があります。
1,自分の保険に車両新価特約をつけておくこと。無過失なので保険を使っても等級が下がらない可能性もありますからね。等級については保険会社に確認する必要があります。
2,自分の保険に車両全損修理時特約をつけておくこと。自分の保険金から差額分が出ますよ。無過失なので等級が下がらない可能性もあります。等級については保険会社に確認する必要がありますね。
3,自分の保険に弁護士費用特約がつけてあれば弁護士に相手のドライバーから払ってもらう交渉をするという手があります。ただし断られる可能性があり強制力はないので、現実的には難しいかもしれません。
自家用車を営業で使ってしまった際の事故!
私の仕事は車を使っての営業です。ある日、もち帰った営業車が故障で動かないため、いつも買い物に使用している自家用車で営業に回りました。夜帰る途中、雨が降ってきた上に慣れない道だったので視界が悪く自転車をはねてしまいました。自動車保険では使用目的が業務のため、保険金は出ないかも?
【保険のプロから】
結論から言うと、保険金は払われることになります。こういう事故の保険金が補償されないと保険の意味がありませんから!
使えなくなった営業車両の代わりに自家用車を使用しています。ですから自宅の車の用途が日常レジャーの使用目的だったとしても補償されます。マイカーの事故なので保険臨時使用営業車の保険が下りるかもしれません。ただしドライバーは営業車の保険会社とマイカーの保険会社の両方に報告・相談する必要があります。
間違えて免許証の色をゴールドで申告してしまった!
免許証の色をゴールドで申告していましたが、事故を起こして事故受付する際に、免許証の色を確認され、ブルーであることがわかりました。故意にではないのですが、免許証の色を間違えていると補償されない場合があると指摘されました。
【保険のプロから】
実際には補償されます。ブルーとゴールドの差額を一度保険会社に払って下さい。その上で事故の補償もしてもらえます。
家族限定特約なのに、友人が事故を起こした!
友人とドライブに行きました。使用したのは、同居している父親の車でした。運転に疲れた私は、友人が替わってあげると言ってくれたので、
「事故を起こさないでね」
と注意して運転してもらいました。友人は慣れない車のせいか、カーブででガードレールをこすってしまいました。後で父に話して保険で修理してほしいと言いましたが、運転条件としては家族限定なので友人はダメだと聞き友人と折半してバイト代で弁償。ショックでした。
【保険のプロから】
家族限定条件がついている場合、家族以外の人が運転していたら補償されません。これは「家族以外の人が運転しない」ということを条件に保険料が安くなっていますから、どうしようもありません。ちなみに家族と言っても親とは別に住んでいて結婚している子は家族とはなりませんので注意が必要です。家族連れで実家に帰った時に実家の車を運転する場合、気をつけてくださいね。
車の落書きは車両保険では担保されない?
先日スーパーの駐車場で車にラク書きをされました。車両保険に入っていたので保険会社に事故報告しました。その際、車両保険の種類を確認したところ
「車対車限定A」
であると言われました。
【保険のプロから】
「車対車限定A」は「相手がはっきりしない、また運転中以外の事故は担保されない」契約なんですね。ですから保険金は出ません。一般車両特約に入っていれば、保険金は出ます。
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自動車保険でのトラブルを避ける方法
上記5つのトラブル事例は、あくまで契約をどういう内容でしているかを確認して運転することでほとんど回避できるといえます。約款は非常に細かく、内容をいちいち確認することは難しいのがホントのところ。ただ補償内容のについての認識不足があったりすると、あとあとトラブルになる可能性があります。保険に入っている以上、加入内容について運転者自らが常に意識しておくことが必要です。そういった意識をもつことでトラブルから遠ざかることができます。事故が起こった際にも、保険会社と落ち着いてやり取りができるでしょう。
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